2019年6月13日(木)~6月16日(日)、名古屋大学東山キャンパスにて、「第60回名大祭」が開催されました。ラクオリア創薬産学協同研究センターでは、研究公開企画の一環として、6月15日(土)午前に研究室レクチャーを行いました。ナショナル・イノベーション・コンプレックス(NIC)1階「Idea Stoa」でのポスター展示に加え、「新しい薬を創る ~創薬の研究者と語ろう~」と題して、同センターにおける創薬活動の一端を紹介いたしました。

 

レクチャーでは、同センターの森田幹雄特任准教授・守口由紀子特任助教により、化合物をみつけるためにどのようにして実験系を組み立てているのか、創りだした化合物をどのように解析するのか等を分かりやすく説明したほか、薬のもととなる化合物をデザインする際に用いるコンピューター上での「ドッキング・シミュレーション」(注1)を3Dメガネで疑似体験して頂きました。

 

参加者は約40名で、小学生から、薬の研究に興味のある高校生・大学生、さらには最先端の学術研究に関心の高い一般市民の皆様まで、幅広い年齢層の方に楽しんでいただきました。ご参加いただいた皆様には、最後まで熱心なご質問を頂き、誠にありがとうございました。また本企画を取りまとめて頂いた名大祭実行委員会の皆様にも厚く御礼申し上げます。

 

当社及びラクオリア創薬産学協同研究センターは、このような活動を通じ、中部圏におけるバイオ産業の啓蒙と振興に努め、地域社会への貢献を目指し、健全な事業活動の推進に努めて参ります。

 

以上

注1:ドッキング・シミュレーション---薬物などの小分子と標的タンパク質の分子間相互作用をコンピューター上で計算的に推定する手法。


名古屋大学環境医学研究所 ラクオリア創薬産学協同研究センターURL

http://www.riem.nagoya-u.ac.jp/4/rcrc/index.html