当社は、平成30年12月26日に開催されました「科学三昧 in あいち 2018 第10回記念大会」に出展しましたのでお知らせいたします。

 

「科学三昧 in あいち」は、「愛知科学技術教育推進協議会発表会」として平成21年(2009年)に第1回が行われて以来、今年で第10回目を迎えました。当初は愛知県下の文部科学省によるSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校を中心に発表が行われておりましたが、現在は理数教育に積極的に取り組む愛知県の全ての学校が参加し、高等学校に留まらず、大学・研究機関とも連携して実施するという、全国でも例のない「愛知モデル」とも呼ばれる先進的な取り組みとして活動の幅を広げております。

 

今年は第10回記念大会として、名古屋大学で開催される「WPI(世界トップレベル研究拠点プログラム)サイエンスシンポジウム」と共同で、名古屋大学東山キャンパス豊田講堂・野依記念学術交流館にて開催されました。今年は愛知県下の高校32校、高校生及び関係者約580名がエントリーを行い、午前の高校生による口頭発表7件に続き、午後には151件のポスター発表が行われ、さらに大学・研究機関・企業等から23件のブース展示がなされました。

 

当社は平成25年(2013年)から本事業に参加しており、今年で6回目となりますが、名古屋大学での開催は初めてであったことから、当社からは取締役創薬研究部門長の渡邉を含む6名の研究員が参加し、例年以上の展示スペースをお借りして情報発信ブースを開設しました。

 

当社ブースでは、名古屋大学で初となる「ラクオリア創薬産学協同研究センター」の紹介に加え、産学連携を推進する目的、大学発の基礎研究から創薬研究への発展、さらに医薬候補化合物の創出まで、どのような研究を行っているか、また最先端の科学技術について、当社研究員の生の声でお伝えしました。さらに例年好評を博しているタンパク質立体構造に基づいた3D分子設計モデリングについて、今年は2台のモニターを用意し、実際の薬の設計体験を通じて「薬はどのように作られるのか?」を視覚的に分かりやすく説明しました。また、当社発の動物用医薬品であるGalliprant®、Entyce®について、製品パッケージとともに、Entyce®の経口液剤用透明シリンジを含む投与キット(実物)をお見せし、薬の種が実際に新規メカニズムに基づく画期的新薬として発売された成果もお伝えすることができました。

 

当社は、高校生に新薬を創り出す仕事の魅力、夢、やりがいをお伝えするとともに、今回の発表が将来の進路選択のお役に立ち、また科学の道に進まれる方が少しでも増えることを期待しています。

 

当社は、高度なものづくり産業が集積する中部圏においてライフサイエンス領域で科学技術振興に貢献するというラクオリア創薬のミッションの下、このような啓蒙活動を通じて地域に根差した交流を深めることで社会活動に貢献すると共に、中部圏のライフサイエンスの発展並びに健全な事業活動の推進に努めて参ります。

 

以上

 

 

今年度の「科学三昧 in あいち 2018」につきましては、下記リンクをご参照下さい。
愛知県ホームページ:「科学三昧inあいち2018」を開催します
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/kotogakko/kagakuzanmai2018.html

(外部リンク)

▲当社ブース

▲当社研究員による分子モデリングの説明

▲ 当社研究員

▲多くの来場者で賑わう会場