カリウムイオン競合型アシッドブロッカー
K-CAB®

一般名

tegoprazan (テゴプラザン)

適応症

胃食道逆流症、消化性潰瘍 ほか

販売元

HK inno.N Corporation(HKイノエン社)(韓国)

Shandong Luoxin Pharmaceutical Group Stock Co., Ltd.(中国)ほか

製品名

K-CAB®(韓国)、泰欣赞®(中国)ほか

Tegoprazanは、当社が創出したカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(Potassium Competitive Acid Blocker:P-CAB)と呼ばれる新しい作用機序の胃酸分泌抑制剤です。P-CABは、胃食道逆流症治療の第一選択薬であるプロトンポンプ阻害剤(PPI)とは異なるメカニズムで、PPIよりも速やかに、かつ、持続的に胃酸分泌を抑制するという特長を持つ新世代の治療薬です。

 

胃酸の過剰分泌による疾患は数多くありますが、近年では特に、逆流性食道炎とも呼ばれる胃食道逆流症の患者さんが増えています。世界の消化性潰瘍剤の市場は2兆円規模と言われており、非常に大きな医薬品市場になっています。

 

Tegoprazanは導出先のHKイノエン社、および同社からライセンスを受けた世界各国のサブライセンス先企業により事業活動が進められています。2019年に、世界に先駆けて韓国でK-CABとして販売が開始され、ラクオリア創薬生まれの初めての人用の薬として世界中の患者さんに届けられています。