当社は、本日開催の取締役会において、米国拠点(US BRANCH)を閉鎖することを決議しましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1)閉鎖の理由:
当社は、2019年12月26日に米国カリフォルニア州サンディエゴ市に米国拠点を開設し、サンディエゴのエコシステムを活用して画期的新薬の創出を加速させるための活動を開始いたしました。
しかしながら、2020年初頭からの新型コロナウイルスの感染拡大により、カリフォルニア州に外出禁止令が発令され、出社が困難な状況が続きました。さらに、産学連携やバイオ関連の対面による会議もほぼ全てが中止となり、当初予定していた活動の大幅な制限を余儀なくされました。
そのような状況下においても、当社は米国拠点の活発な活動を継続して実施してまいりました。具体的には、2020年6月にカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)のサイエンス・リサーチ・パークに新設された研究施設CNT (Center for Novel Therapeutics)に入居し、CNTを米国活動のハブとしてアカデミアの研究者やバイオベンチャーなどと30以上の新規案件について協議し、創薬研究やビジネス展開に繋がる多くのコネクションを構築することができました。
現時点においては、新型コロナウイルスに対するワクチン接種が進んでおり感染状況は改善されつつあるものの、今後も対面での活動の制限が見込まれることから、当社は一旦、当社従業員と活動場所を現地に配置する形での米国拠点を閉鎖することとし、リモートによる活動に重点を置くことといたしました。

2)今後の取り組み:
今後につきましては、新型コロナウイルスの感染状況を見極めて米国における活動を再考する考えですが、今後はWeb面談を活用することで、これまでに構築したネットワークを維持しつつ、グローバルパートナーの情報収集を行い、共同研究や戦略的提携を検討し、米国のみならず幅広く海外活動を展開していきたいと考えております。

3)閉鎖の日程:
本日の当社取締役会での決議を経て各種手続きを開始し、2021年8月末を目途に閉鎖手続きを完了する予定です。

4)業績への影響:
本件に伴う2021年12月期(2021年1月1日~12月31日)の当社グループの連結業績に与える影響は軽微であります。今後公表すべき事項が生じた際は、速やかに開示いたします。

以上