本日、当社の導出先である株式会社AskAt(本社:愛知県名古屋市、社長:古田 晃浩、以下「AskAt社」)は、EP4拮抗薬(RQ-00000007/ AAT-007/ grapiprant、以下「grapiprant」)の用途に関して、米国において新たな特許査定(出願番号15/602,686)を受けたことを発表しましたのでお知らせいたします。

米国におけるgrapiprantのがん用途特許について、AskAt社はがん治療における主要ながん種である胃がん、肺がん、前立腺がん、大腸がん、乳がんに対する用途特許の査定をすでに受けています。今回の特許査定では「上皮性がん」に対する用途が認められました。「上皮性がん」は 、上皮細胞に由来するがんを総括するものであり、ほとんどの臓器に生じる固形がんを含む概念です。本特許の成立に伴い、AskAt社はgrapiprantによるより広範な臓器に生じたがんの治療用途に対する知的財産権を獲得します。

当社は2013年1月に、AskAt社との間でgrapiprantに関する導出契約を締結しており、当社は今後AskAt社がgrapiprantにより得られる収益に対して一定料率のロイヤルティを受領する権利を有しております。


詳細につきましてはAskAt社のホームページをご覧下さい。
http://askat-inc.com/japanese/

以 上

<ご参考>
【特許査定について】
各国特許庁の審査によって「特許権を与える価値がある出願発明である」と判断された場合に示される評価です。特許査定の後に特許料を納付することによって、登録特許となり、該当する国において特許権が発生することになります。