2019年10月31日、名古屋大学の医学系研究科、環境医学研究所、創薬科学研究科の医薬系3部局と、岐阜薬科大学、岐阜大学、ラクオリア創薬株式会社が一堂に会する交流シンポジウム「第4回名大医薬系3部局交流シンポジウム-岐阜薬科大学、岐阜大学G-CHAIN、ラクオリア創薬合同シンポジウム-」が開催されました。

第4回目となる本シンポジウムでは、大学や部局を超えて活発な討議・意見交換がなされ、医学・創薬研究に対する関心の高さがうかがえました。ポスターセッションでは計47件の研究発表が展示され、研究者間の交流を深めました。

当社は、「tegoprazan(RQ-00000004):カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)~アイデアから薬になるまで~」と題し、tegoprazan が新規胃酸分泌抑制剤として、どのようにプロトンポンプ阻害剤の臨床上の課題を解決したのか、創薬研究から開発段階までの道のりを発表させていただきました。さらに、名古屋市立大学の松永民秀先生を招聘し、ヒトiPS細胞を創薬研究支援材料として活用するためのこれまでの取り組みやデバイス開発の現状について解説いただきました。

本シンポジウムは今後も定期的に開催される予定です。本シンポジウムをきっかけとして、中部圏のさらなる学術交流の発展に繋がることを期待しています。

日 時:2019年10月31日(木) 10:00〜17:30

場 所:名古屋大学 東山キャンパス野依記念学術交流館

告知ポスター ※外部PDFリンク>

第4回名大医薬系3部局(創薬/環医/医)交流シンポジウム
-岐阜薬科大学、岐阜大学G-CHAIN、ラクオリア創薬合同シンポジウム-

プログラム

講演タイトル・演者※敬称略

◎開会挨拶

饗場 浩文

(名古屋大学創薬科学研究科長)

「損傷神経特異的な軸索腫大構造の形成機構の解明」

坂元 一真

(名古屋大学医学系研究科分子生物学 助教)

「グルタミノスタチン:アミノ酸代謝制御ホルモンとしてのグルカゴン」

林 良敬

(名古屋大学環境医学研究所/内分泌代謝分野 教授)

「穏和な条件で選択的に切断可能な化学リンカーの開発」

西山 義剛

(名古屋大学創薬科学研究科創薬有機化学講座/天然物化学分野 助教)

「tegoprazan(RQ-00000004):カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)~アイデアから薬になるまで~」

安藤 明美

(ラクオリア創薬株式会社開発戦略部)

「緑内障の病態解明と治療薬創成への挑戦」

嶋澤 雅光

(岐阜薬科大学薬効解析学研究室 准教授)

「動物病院を有効に利用する」

森 崇

(岐阜大学応用生物科学部共同獣医学科臨床獣医学講座応用生物科学部附属動物病院病院長)

「創薬研究支援材料として期待されるヒトiPS細胞」

松永 民秀

(名古屋市立大学大学院薬学研究科臨床薬学教育研究センター 教授)

◎閉会挨拶

谷 直樹

(ラクオリア創薬株式会社代表取締役)

 以上